お歳暮の起源

お歳暮の起源

2017年も、秋の叙勲が終わるとお歳暮シーズンに突入します。
お歳暮はお世話になっている方に贈り物をする風習ですが、お歳暮の語源や由来、歴史について紹介します。

 

いつから始まった?

中国にルーツがあるとされるお歳暮ですが、始まりは江戸時代、室町時代だとされています。

 

町人文化の栄えた江戸時代に、お正月に親戚一度が集まる時にご先祖様へお供え物をして、それを近所の人や皆で分け合ったのがはじまりだとサれています。分家して嫁いだ人が親元や本家に贈り物をしていたとも。2017年現在では「年末」というイメージが強いお歳暮ですが、もとの焦点はお正月だったのです。

 

その後、商人たちが栄えた室町時代に、いつもの感謝の気持ちとともに贈り物をしながら文化が受け継がれていきます。

 

室町時代といえば、足利氏が京都に室町幕府を開き室町文化が栄えた時代です。足利義満の金閣寺を代表する北山文化と足利義政の銀閣寺が象徴する東山文化が有名な時代ですね。分断されていた公家と武家の文化が合わさって新たな文化が生まれ、商人も栄えた時代。

 

ちなみに、現代の和風住宅の元になる様式「書院造」も室町時代に生まれているんですよ。
能や狂言、茶の湯や生花が栄えたのも室町時代なので、文化の交流とともにお歳暮も受け継がれていったのですね。

 

また、活気のある商人も「新鮮なシャケだよっ」と威勢のいい掛け声でお歳暮向けの商品をお客さんに紹介していのかもしれません。新しい文化が生まれた室町時代にお歳暮がスタートしたのも自然な流れなのかもしれませんね。

 

現代のお歳暮のルーツは…

「お歳暮」が2017年現在のようになったのは、明治30年(1897年)頃。
明治30年は貨幣法の交付で本格的に金本位制となった年で、正岡子規らによる俳句誌「ほととぎす」の創刊年です。

 

当初の定番といえば、塩鮭や餅、ブリといった年越しの食べ物や、元々の由来であった神様のお供え物としてのスルメや数の子等が多かったようです。

 

現代のお歳暮は…

2017年現代では、お菓子詰め合わせ、ハムやギフトカタログやデパート商品券、ギフト券等、お歳暮に贈るものは多岐に渡ります。では、お歳暮という文化が生まれた当初はどんなものだったかというと…

 

2017年現在ではビールもお歳暮の定番ですが、大元の由来からいくと神様や先祖へのお供え物のお酒の名残ともいえるかもしれません。サッポロビールの「ヱビス 和の芳醇」「ヱビス 和のつむぎ」「ヱビス マイスター瓶」といったお歳暮限定商品も登場。

 

2016年のお歳暮のトレンドは「自分買い」というキーワードも出ていて、お歳暮の新たな方向性となりそう。自分用に買う人が増えているというから、江戸時代とは少し意味合いが違いますが、2017年はどんなお歳暮になるのか楽しみですね。